未来と世界へのプラス

大学生が成長し、少しでも前向きで充実した毎日を送るための情報をお届け!

アメリカにおける格差のトレンドと現状とは?

 

アメリカにおける格差の原因とは何でしょうか?アメリカにおける格差の実態とは?ここでは、格差が拡大し続けている現状について見ていきます。

アメリカにおいての格差 数十年単位での大きなトレンドの変化

まず、大きな枠組みとして、

  • 19世紀後半→賃金格差広がる
  • 20世紀半ば過ぎ→平等な社会

という傾向があります。

グローバル化による格差拡大 アメリカの中間層は貧困化

1970年代から格差拡大のトレンドは加速しました。その原因には、グローバル化があります。グローバル化により、世界において優秀なひとにぎりの人々に富が集中し、先進国のそれ以外の人々は等しく所得が減少していきます。

この理由は、情報通信技術の普及に伴う「スーパースター現象」により説明されます。

「スーパースター現象」とは、あるスターがいたときに、その様子を世界中からテレビや他の情報通信媒体により見ることができるようになった結果、世界的に本当に人気のあるスターばかりに注目が集まり、それ以外の二流、三流のスターへの人気は等しく落ちていくたとえからそう呼ばれます。

本当に価値のある物、人気の物は世界的に共有されますが、それ以外のものは等しく沈んでいく。この現象が次第に顕著になっていきます。

80年代には中間所得層も増加しましたが、90年代には高所得層と低所得層の格差は拡大する一方。

やがては中間層が減少し、貧富の2極化の時代へと突入しつつあります。

住宅バブルからリーマンショック 再び格差が問題に

2000年代 には、アメリカ国内において96パーセントの所得が減少、3パーセントの所得しか増加していないというデータがあります。

2000年代といえば、住宅バブルの時期です。住宅の価格は上がり続け、貧困層でもサブプライムローンの利用により借金へのハードルが下がりましたし、貧困層でも所得を伸ばすことが可能な状況にありました。

その間、格差についての問題は影の薄い問題となりました。しかし、住宅バブルは崩壊、リーマンショックにより貧困層が負債を一気に負うようになった結果、再び格差が問題になりつつあります。

他の記事でも書きましたが、中間層の生活水準は下がり続け、失業保険など政府の経済的保護に依存する人々は増えつつあります。

格差は経済的側面だけではない

1950年代には、社会経済的階級は黒人や白人の子供にとって障壁ではありませんでしたが、2000年代に入り、親を超える教育水準の向上を経験することはほぼないというのが現状になりつつあります。

 

ジェンダーと人種による階級の固定化、家族やコミュニティの絆も弱められて行く現状。

少年非行率、離婚率は向上します。また所得分布は上位と下位に位置する住民の数が増加し、中間が急落します。

 

所得と資産における平等だけでなく、機会と社会移動性における平等も失われているのが現状なのです。

 

アメリカ人のほとんどは、自身の努力、技能や創意を基礎として成功するための機会を、全ての個人が持たなければならない、という思想(アメリカン・ドリーム)を共有しています。

しかし、現実には階級の線に沿ってアメリカ人の事実上の分離が進行しています。アメリカ人の階級文理には、以下のようなものが挙げられます。

階級分離の次元

  • 居住地域
  • 教育上
  • 結婚

このように、アメリカにおいての格差は、経済的な面以外にも機会的な面でも進行しています。政府による職業訓練の実施など、中間層が永続して働ける土台作りを行っていくことが求められます。