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アートを学ぶ意義やメリットとは? 創造性やバランスの良い思考力を磨くための教養として重要

 

芸術はよく分からない…。実用性がない…。

 

美大に通っていたり、人文系で芸術論を専攻している方でないと、アートを学ぶ方はそれほど多くはないでしょう。大学生にとって、アートとは関わりを持っていないと感じる場合も多いのではないでしょうか。

 

しかし、実は、芸術家になりたいわけでなくても、アートを学ぶことには意義があります。実は、ビジネスや社会に出て役に立つ発想法を磨くために、社会人になって、それも管理職になってアートを学ぶ方も続出しています。

 

この記事では、将来を担う大学生にとって、単なる一般教養科目を超えた「アート」を学ぶ重要性について、その入り口の部分を説明します。

アートを学ぶことで大学生も社会で役立つ力を育むことができる

アートを学ぶメリットとして、この記事では以下の2つを紹介したいと思います。

  • 創造性を磨くことができる
  • バランスのよい思考力を磨くことができる

大学生がアートにより磨かれる創造性とは?

絵を描くことは創造性を育む作業と言われています。

ここでいう創造性とは、新しいものを発想していく能力です。

アートを学ぶ中で身につけた思考法は、どちらかというと、どのように活かせるか分かりにくい、実用性の低い知識のように思われます。

 

確かに、教科書の単元の基礎事項を抑えれば定期試験で点数はどのくらいは取れる、といった性質のものとは異なり、どのような場面で、どのように活かされるかは未知数です。答えもありません。

 

しかし、アートで身につけた発想力や着眼点は、思わぬところで私たちの発想を支えてくれます。

 

その具体例は先日公開した以下の記事におけるスティーブ・ジョブズの例にあるように、

 

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彼はカリグラフィという一見何の実用性もないような分野を熱心に勉強していたからこそ、様々なフォントを生み出し、見た目とデザイン性に対する強いこだわりを持ち、実用性の高い形のスマートフォンやアップルの数々の製品を生んだのです。

 

これを裏打ちしていたのも、カリグラフィで学んだ芸術面での発想力、見た目のよいデザインを考案するための知識です。

 

上記はあくまで例ですが、表現手法や優れた作品で用いられる発想を取り入れることは、思わぬところで、クリエイティブに何かを生み出し、案を出す際に力になってくれるものです。

大学生がアートを学ぶことで身につくバランスの良い思考力とは?

絵を描くことを通じて、左脳と右脳のバランスを活かした思考能力を養うことができます。

人間の脳は右脳と左脳でできていますが、右脳が感性や感覚に関する部分、左脳は論理的思考力に関する部分と言われます。

 

私たちは左脳、論理的思考力ばかりに目を行かせますが、同時に感覚的な部分も大切なところです。

 

絵を描く際にはデッサンを行いますが、その際に求められる力は、全体を感覚的に捉える俯瞰力と、細部に気を配る力の両方です。

 

感性により絵を描く前に対象や全体像を捉え、しだいに細部に手をかけていく。まず感覚的に全体像を捉えるプロセスの次に行われるのは、論理的な思考が求められるとされる細部への配慮や仕上げです。

 

文字だけでは当たり前のように思えるこのプロセスですが、両者の思考力のバランスが取れていないと、絵の全体のバランスが崩れ、絵がうまく仕上がりません。絵を描く経験が少ない方は、バランスが崩れた絵を描きがちです。

 

このような俯瞰力や細部への配慮は、さまざまな場面で活かされる発想法であり、空間把握能力へもつながるものですが、如実に配慮の仕方が表れるのが、ビジュアルにデータを見せるときや、資料を作るときです。

 

同じデータやグラフ、表、説明でも、見せ方や伝え方、どのように視覚的に伝えるかで、分かりやすい資料かどうかが変わってきます。

センスや感覚 と言って逃げるのは損かも…

よく言われる「センス」や「感覚」も、実は絵を描いたり、優れた芸術作品、デザインなどを見る中で自然に培われたものである場合もあるかもしれません。

 

さらに、「絵が下手」と思う方も、デッサンの中でのコツや、着眼点、デザイン上の配慮などは、ある程度のルールや決まりがあり、それらをまずは基本の型として体得することで、ある程度の克服は望めると思われます。

 

「私は絵を描く必要がないから。センスがないから。不器用だから」というのは考えものです。実は絵を描くための発想法や着眼点は、俯瞰力や細部までを見る力、そしてそれらの調和を実現させる配慮をも体得できるプロセスなのです。

 

絵が描けないのはまだしも、もしあなたが発想力や思考力が欠如している、もしくはもっと伸ばしたいと思うなら、少し意識を改める必要があるかもしれません。

 

大学生向けの話をするならば、商品POP作成や資料、装飾を作る、ビラを作る、ポスターを作る…。その他の点において、「苦手」と敬遠していた絵やイラストを描く、飾りを作るといった作業も、自分にとって意味がある時間にできるということです。

 

がっつりデッサンやアートについて学ぶ時間を割いてみるのもよいかもしれませんし、時間がないなら、きっかけがあれば、自分が何かイラストを描くときに、「惰性」で「面倒くさい、苦手」とばかり言っていないで、絵を書く上での決まりや芸術面での着眼点に思いをはせてみることもよいのではないでしょうか?

積極的に、「装飾」や「絵を描く」「図を描く」といった作業を行ってみる機会を作ることも、自身を豊かにしてくれる意義のある時間になることでしょう。