未来と世界へのプラス

大学生が成長し、少しでも前向きで充実した毎日を送るための情報をお届け!

冊子作成のポイント 冊子製作・校正・編集でさらなるグレードアップのためには?デザインは?

 

冊子の編集ポイントまとめを解説。

冊子を仕上げる時のチェック項目とは?フリーペーパー編集最終段階。あなたならどんな点に気をつけて編集しますか?

フリーペーパーの編集をしていた時に、最終段階でチェックしてきたチェック項目をまとめてみました。

なお、これがすべてではないので、思い出し次第加筆して、網羅性のある、分かりやすい内容に仕上げていこうと思います。なんらかの参考になれば幸いです。

 

編集時に見た目・デザイン・印象面で気をつけること

まずは、見た目の面についてみていきます。こぎれいであればよいと言うわけではありません。

余白は適切か

枠やフレームの中に文字を打ち込むなら、文字の端から枠の端までに適切な「間」があいていること

※基本1文字

ただし、タイトルや横の長さが短ければ余白は0.5文字以下、またはそれ以下でも可能。

横の長さが長ければ、文字の端から枠の端までも長さは2文字分取った方が自然です。A4サイズ1ページ、段組にせずまるまる横書きで書くなら、枠の端から2文字分くらいの余白は必要でしょう。

窮屈な印象を与えたい場合は余白は狭く、、ゆとりをもって洗練された印象を与えたい場合はあえて余白を広めに取るなど、状況に応じて、「間」を適切に使い分けることも必要です。

文字サイズは適切か

紙媒体の一般的な文字サイズ

資料・雑誌・カタログ・パンフレット  7.5~9pt

はがきなどのDM                               6~8pt

電車の中つりやポスター                   17~23pt以上

web                                               12~16pt

●印刷物の最低文字サイズ 5pt  

行間は適切か

文字に関しては、行間(行送り)が狭すぎる、広すぎるなど違和感を与えるものはNG。

絶対的にこれにするなら良い、という数値はない。しかし、標準値はあるのでそれが基準。意図的に定められたものでない、もしくは違和感があるなら、調和が取れるように変更。

 

●一般的な標準値

行送り 文字サイズの1.5倍~2倍 例 文字サイズ 10ptなら15ptから20pt程度の行送りに

Zの法則やNの法則に基づいた視線の動きを意識した配置

、左上から右上へと視点が動き、一番最初に目に入って欲しいものが左上に、目立つように配置されていること(横書きの場合)

 

段組が効果的に用いられていること

この記事には段組はないのですが…。

段組みは、横書きの場合、文章の開始地点が複数あるもの。たとえば、箇条書きにするときに、

①あああああ

②いいいいい

となっていれば段組は1段、

①あああああ  ②いいいいいい

③ううううう  ④ええええええ

となっていると2段になっているので2段組です。

一般的に、資料は2段組の方が見やすいです。

上の例は箇条書きなので分かりにくいですが、長い文章の場合、読みやすさが変わってきます。

2段組の方が横の長さが短く、早く読め、目を動かすのも楽ですし、文字数も節約できます。特に差は改行が生まれた時に顕著で、1行に入る文字数が少ない方2段組の方が1段組より、改行しても空間を有効活用できます。

 

デザイン上目立たせたいもの、そうでないものが明確に区別されていること

色をつける、文字やイラストの大きさを分ける、フォントの変更等を通して、強調したいところと、そうでないところの区別が視覚的にはっきりしていること。

 

グラフや表は、ストレスなく相手に伝わる配慮がなされている デザイン、見栄えの奇抜さより配慮

オフィスソフトそのままのグラフや表でなく、目盛り線・軸、枠線などを消したり灰色にする、グラフや表の見せたい部分のみ濃い色、それ以外はうすい色にする。これは、本当に見せたい部分を強調し、第1に目に入るようにし、そうでない部分を目立たないようにする工夫である。

たとえば、表の枠線、グラフの軸はすべて濃い黒色、だと色に変化がありません。

表の軸線、折れ線グラフにおいては目立たせたい部分の折れ線以外は灰色や薄い色にして、目立たせたいと部分は濃い色にして、コントラストをつけましょう。

色で区別つけるのもよいですが、すべて現職でカラフルにするのは毒々しく目に優しくありません。

 

洗練されたページのデザイン

ここでの洗練された、というのは、透明感のある上品なデザイン、ハイカラで高級感のあるしつらえ、(イメージで言うお化粧品の広告ページ)ではありません。

あくまで、完成度の高い、作り込まれた美があるか、です。

 

そのために、明らかに違和感を与える配置、フォント、イラストなどは削除。

 

ぱっと見て、プロが作ってないんだな、というページにはしない、という意味で用いています。プロが作ったのではないんだな、というからには、何かしら理由があります。

 

その理由はまとめると、資料デザインの基本原則を守っていないからであることが多いです。直感的な違和感も、理詰めで解説できる場合が多いと言えます。

たとえば、

ごちゃごちゃした印象→左揃えにしていない

統一感のないページ→基調のカラーがない、色の組み合わせが悪い

単調で変化がないページ→イラストや図、フォントの変化がない、強弱がない

きゅうくつな印象→余白が狭すぎる、行間が狭い

などです。

 

読み手が開いた時に読んでみたいと思う印象を与えるかも大事 編集しよう

読み手が開いた時に読みたいと思えるページであるかも大切です。

魅力的なキャッチコピーだったり、強力なアイキャッチャーだったり、配色の上品さだったり、自分の悩みにアプローチできると分かる導入文やタイトルだったり…。

なんでもよいです。ですが、まずは読者を引き込む工夫があることが大事。それもターゲットとする読者を引き込めるか。化粧品広告で乱雑な印象を与えるテイストのポスターを見せられても見向きもされないでしょう。

見た目がこぎれいなだけで味気ないページは、この目的と実際のページが乖離しているのです。

判断にはセンスもあります。でも、理論に裏打ちされたセンスです。

内容面 読み手に有意義なコンテンツの製作とは?

見栄えと中身がよいコンビネーションを見せて、初めて冊子は総合体としてよいものになります。内容を充実させるための工夫をチェックしていきます。

内容はそのページ、冊子の作成目的に合致しているか

そのページを読む読者に対して、作成目的(レストランに行ってほしい、商品を買って欲しい、方法を実践して欲しい、方法を知って欲しいなど)到達目標にあった内容となっているか

冊子の目的を達成するために十分かつ適切な情報量か

読者にこうなってほしい、こう感じてもらいたい…。

一つ前の目標に関わってくるところですが、内容の方向性が良くても、分量が少なかったり、重要な部分の説明が簡潔であったら伝わりません。

せっかく構想した読者向けのコンテンツを、しっかり伝えきるためには、図や具体例、その他伝え方を工夫する必要があります。

適切な分量、バランスを考えましょう。

各ページは、タイトルから期待される内容で一貫しているか、十分な内容量で助長表現やコンテンツがないか

よくあるのが、つぎからつぎへと自分の知っていることを詰め込んで、どんどん論点がずれる文章。

客観的に後から見返せば分かりますが、夢中になって書いていると、本筋から関係ないけど重要と思うことを長々と書いていたり、具体例が助長になっていたりします。

あくまで、タイトルから期待される内容で、論点は絞って書くことが基本です。これはページ単位、見出し単位で大きな目線でチェックします。

その結果、コンテンツの長さを調節したり、見出しを付け加えたりします。

 

言いたい主張が明瞭かつ簡潔に整理されていて分かりやすいか、伝わるか

1パラグラフ(日本語でいう段落のようなもの)=1つの論点という原則は、英語のアカデミックエッセイでも守られます。また、各パラグラフの中でも、構造化され、読み手に分かりやすく伝える工夫がなされています。

ここでは、その知恵を用いながら、自然に整理されて流れるように読みやすい文章についてのチェック基準について解説します。

段落の中では、

先にこのパラグラフの中では何について書くかを明示

具体例、経験談、個人的体験、統計データなどを用い、その理由や根拠を2~3つ列挙し、それぞれについて詳しく説明

というように構造化されます。

このパラグラフの集合体がエッセイです。

 

 

話がそれたようにも思えますが、冊子に置き換えると、

  • タイトル=エッセイのテーマ
  • パラグラフ=大見出し
  • パラグラフ内の根拠、理由など=小見出し

となります。

冊子の場合、エッセイと違って「視覚的」な面が求められますから、小見出しを使って、何が書かれているかをわかりやすく示すことが、エッセイとの差と言えます。

 

このように、大きなところから小さなところへと論点を限定していく視点を持って、客観的に編集を行っていきます。

 

読者の目線にたっての表現、具体例、心に響く表現へ編集

どんなにいいことを言っていても、その読者に合わせた表現や事例を取り上げていなけらば伝わりませんし、感じるものも少なくなります。

 

その読者がどんな気持ちを抱いてページを開くか、どんなことを悩んでいるか、どんなことを知りたいか。

 

 

それらに思いをはせてください。リード文においての例を挙げると、

  • 「このページでは●●について解説します!」→知りたい内容が書かれていそうだと飛びつく
  • 「○○に悩んでいませんか?」→悩みを解決できそうなコンテンツがありそうと読者は引きつけられる
  • 「○○したことはありますか?」→注意をひきつける。面白そう。したことがあれば食いつくだろう

など、読者の気持ちをくんだ表現を一つ入れるだけで、そのページを活用してくれる読者の数は変わってくるかもしれません。

 

冊子のタイトルに関連する潜在的、顕在的ニーズに応える内容を網羅する

読者には、顕在的なニーズと潜在的なニーズがあります。

冊子の顕在的なニーズとは?

はっきりとこれをしたい!と認識しているのが顕在的ニーズ

(例:昇進のため必要なので英語の資格を取らなくてはならないなど)です。

顕在的=表面化している

冊子の潜在的なニーズとは?

意識はしていないけれども心のどこかで貯めている愚痴や悩みがあり、それらを解消する方法があって初めてそのニーズの状態に気がつくというニーズ

(洗濯機がない時代に長時間の手洗いが当然とされており不満もなかった人が、洗濯機の存在を認識すると家事の時間を削減したいというニーズが生まれる、など)があります。

潜在的=埋もれていて、潜んでいるが確実に存在している。認識していないことが多い

実は、後者の潜在的なニーズの方が人間の需要の95%以上を占めると言われます。

ですから、英語についての資格情報の冊子を作成するときは、一般的に載っていると期待される資格名やその勉強法、特徴など、通常期待されるべき内容は当然載せておき、その上で、英語そのものの学習法、各試験での口コミ、資格試験の平均勉強時間…。

冊子ではどちらのニーズにも応えられる網羅性のあるコンテンツを作ろう

人により、顕在化している部分と潜在化している部分は異なります。

ならば、通常、英語の資格試験というテーマについて情報を得たい、あるいは得ることによってプラスになると思われる内容をできるだけ網羅することが、冊子の価値を高めます。

そのテーマについて価値の高い情報を幅広く網羅することが重要なのです。

求めていることについての答えを見せるだけでなく、求めていることに関連して知っておいた方が良いことまで視野を広めるきっかけになる、そんな冊子となっているかは重要ポイントです。

バランスが良く書く。けれども優先順位は決めて

一つ前の見出しで書きましたが、網羅性を持つことが大事です。

ですが、何でもかんでも書けば良いというわけではありません。

当然、情報には優先順位があり、多くの人が知りたがっている情報か、ターゲットとする読者にとって価値の高い情報か、など優先順位を決める必要があります。

また予算面やページ数、フォーマット等による文字数制限、カラーか白黒かなど、さまざまな制約要因はあるでしょう。

その面でも、バランスは持ちながら、何を重点的に取り扱うかをしっかり考える必要があります。

当然、その冊子のコンセプトや目標に立ち返って、優先順位をしっかり考えることが近道と言えます。

 

冊子全体を通しての一貫性があるか

見出し単位、ページ単位で一貫性が取れるのと同じかそれ以上に大事なのが、冊子の全体のテーマ、目標から考えて、各コンテンツが調和が取れているか、バランスがよいか。

またさまざまな内容がありますが、それぞれテーマやコンセプトは統一されているか。

見た目においても。ページ数の多い雑誌は雑多な広告も入り、一貫性を考えてもいられないとは思いますが、社内冊子、数ページ規模の会報、機関誌など、ある程度フォーマットを統一した方がよい場合もあります。

確認の上、一貫性は確保しましょう。