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伝え方を工夫すべき大学生とは?大学生がうまく物事を伝えられるようになるための方法を解説 社会人にも活きる!

 

大学生になって、人に何かを「教える」場面や、「伝える」場面もあると思われます。それらの時、自身はうまく説明できましたか?うまく言葉は出てきましたか?相手は分かっていましたか?

ここでは、社会人になっても重要な、「伝えること」について、考えてみます。意味を勘違いしている方へ、何か刺激になるとよいと思います。

大学生に聞きたい 分かりやすく伝えられる?

もしあなたがある程度「できること」があれば、それを他者に教えてみてください。前の節の例で言えば、資料作成に自信がある方は、他者が作成したものに、具体的なフィードバックと改善案までを、根拠を持って説明できるか、ということを考え実践してみて下さい。

 

自分が「よい資料」を作るということと、他者が作ったものを改善し完成品にする、あるいは他者の資料のよりよくなるであろう点に気づき、改善方法まで説明できることは、次元の異なることです。

 

他者に説明することで、自分が作成する時に「なんとなく」行っていたことをアウトプットすることができます。

どこが分かりにくい?

まず気づくことが大切です。この部分がなんとなく見づらい、なんとなく分かりにくい。なんとなく分かりやすい。この表現はもっと工夫できると思う。それらには、自分がしっかり理解し、使える知識になっていないと見つけられません。

使える知識とは?

 皆さんは受験で多くの暗記をしたと思います。その中でも、「なんとなく分かっている知識」と、「使える知識」があります。

 

たとえば、問題を解いて、答えを導き出せるものに関しては、「使える知識」です。その用語なり知識それ自体を覚え、その定義や周辺の事情もしっかり理解していたから、その問題の答えを引き出せるわけです。

 

しかし、問題の答えが分からなかった場合。想定されるパターンはさまざまですが、その中でも答えとなる用語を見たら「ああ。これか」と納得した場合。これはその用語の「存在」は知っていたわけですが、その知識に関する情報を正確に理解していなかったわけです。

 

鎌倉幕府という存在は知っているけれども、1192年に誕生した幕府は?という問われかたでは答えられない場合です。あいまいに「平安の次」などと覚えていても答えられませんね。

 

鎌倉幕府に関して、試験で問われる情報、切り口でしっかり覚え、問われたときにぱっとアウトプットできないと「使える知識」ではありません。鎌倉幕府についての記述問題が出ても書けませんよね。

 

 

 

たとえば何かを伝えようとする資料、文章構成にも大小さまざまなルールがあります。見づらい、分かりにくい、という場合に、それらについて根拠を用いて説明するには、それらのルールのどれかへの違反に該当することを示し、ルール通りの内容や、その箇所に最適な改善策を示す必要があります。

 

 

伝えるためのポイント


①自分が「ルール」を正確に理解した上で、(ルールの存在だけでなく使える知識にして)
②混沌としている資料の中から違反を見つけ出し
③ルールに基づく改善案を考えた上で、
④相手に分かるように指摘し、確実に伝える、
⑤相手に分かってもらうということ

 

の繰り返しが必要になります。

 

①~⑤のプロセスすべてをしっかり全うして、はじめて相手は理解し、

⑥「修正しようと思い」
⑦「修正して」くれます。

 

自分の理解や説明が曖昧な場合、相手が納得する説得力のある説明でなかった場合など、プロセスのどこかが不十分な場合は、その指摘は、資料の質の向上という意味においては、無意味になります。

 

資料から改善点をすくいだし、相手に教えるということは、自身にもプラスになることなのです。自身がなんとなく行ってきた慣習を説明することを通じて、自身が気にしているポイントを言語化し、自覚することができますし、理解を正確にすることができます。

 

相手にそれらを伝えることを通じて、「なんとなく」であった知識から「使える知識」へと移行するものを増やすことができるのです。相手に教える以上、自身の理解を正確にし、より高いレベルでの知恵を身につけようという向上心も生まれるでしょう。

 

相手に実際に分かってもらうための配慮も、別次元で求められるのです。

 

ですから、意外に教えられる側よりも、資料に指摘をする側の方が、メリットがあるものです。

 

資料を例に出しましたが、ほかの場面でも教える場面はたくさんあります。

 

学生の組織なら、企画の引きつぎがあります。事務的な引きつぎばかり行う方も多いですが、姿勢、大きな目標やその活動を行う意味、日常の細かい気づきをそばで見守り、相手が本心から理解できるように指し示す。

 

そういったレベルまででの「教える」ことができる方は、私の見てきた中ではそれほどいません。