未来と世界へのプラス

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大学生にはよりよいものを作り上げようとする意識が大切な理由

 

よりよい形を作ろうとすることは、結果的に自分のプラスになります。説明のために、私の委員会での事例を用いて説明します。

新入生向けの冊子作りで感じた「良いもの」とは何か?

 私の所属する委員会で、新入生向けの冊子をつくる場面がありました。
冊子の基本情報は、以下の通りです。

 

配布対象受験が終わり、いよいよ晴れて大学1年生という某大学の1年生約2000
冊子の目的大学について、また大学生活について知ってもらうため
配布時期入学年の3
ニーズや対象者の気持ち春からの新生活に期待もあれば、さまざまな不安もある
そこで、新入生に新生活への準備や大学生活について知ってもらう

 

この冊子を作るときに、「よいものを作る」という思いを抱いたと仮定します。
この場合の、「よいもの」とは何でしょうか?


正解はありません。自分が定義するのです。辞書で調べるのではありません。
この「良い物」という定義をしっかり自分なりに定められるかが大切です。なぜなら、それを元に具体的なアプローチをしていくからです。

 私が考えた「よいもの」とは?

この冊子の場合、私が「よいもの」という定義を考えました。「少し意識が高い系の新入生に向けて、大学生活を少しでも実りある物にし、自分が成長してもらうためのきっかけとなるもの。

 

成長のための豊富で選択肢を示せるもの。網羅的に多くのジャンルにおいてのヒントが得られるもの」を目指しました。

「よいもの」の定義を定めると、質を高めようとする着眼点を見出せる

定義に基づいてよい冊子を作るためには、どうすれば良いでしょうか?当時1年生だった私が考えていたとき、ある人から、「冊子作成についての本を1冊手元に置いておくとよい」というアドバイスを受けました。

 

そこで私は、書店で目に入った冊子作成についての本を手に取り、読んでみました。

 

すると、それまで自分が知らなかったような知識がたくさん書かれていたのです。目からうろこ、でした。そこには、冊子の1ページ1ページの見栄えをよくし、人に分かりやすく伝えるためのデザインの工夫が満載で、私はとても興味を惹かれました。

 

デザイン上の配慮を調べるうちに、内容面をブラッシュアップしたいとも考えるようになりました。興味が広がったのです。相手に伝わる文章、読まれる文章、相手を惹きつける文章やその工夫について興味がわきました。

 

そこからキャッチコピーやタイトルの付け方のノウハウ、リード文の書き方のコツへと興味は派生していきます。また、単なる見栄えのよいデザインでなく、相手に必要な情報を伝えるためのデザインを考えるため、プレゼンに使用する資料の作成術や、グラフやデータの見せ方についても学びました。

また内容を考える上での案の出し方や企画の練り方、冊子を編集する上での考え方なども学び、マーケティング的な観点での学びもありました。

 

このように、何かをよりよくしようと、アンテナを張り、着眼点を増やし、着眼点一つ一つについて深めるという経験は、自分自身が得るものを残してくれます。それらを意識せずに、「締め切りに終われ物理的に作り上げた」だけよりも、冊子という成果物の質も、自分が書けた時間の価値も異なってきます。

視点を広げ、着眼点を増やすことが第一目標

 もちろん見つけたすべての視点すべてを極めることは難しいです。

 

優れたキャッチコピーを書くプロになり、ページにあった写真を撮るため趣味でカメラを始め、読み手を引きつける文章を書けるようになり、配色のプロになり、冊子作成に必要なソフトの操作方法に熟練し、というのをすべて行うのはなかなか短時間ではできません。

 

ポイントは、自分が気になった、興味関心のある分野を一つでも良いから深めてみることです。むしろ、あれもこれも、とやることは共倒れになりすべて身にならない中途半端になる可能性が高いです。一点を深めることでより見えてくる点があります。

 

もし時間をかける気があるなら、広く浅くある程度の部分まですべてを学び、視点を増やした上で、「この日、この1週間はこれ」と決めて、時期ごとに着実に1テーマずつ深めていくと良いでしょう。