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能動性とは?大学生が自発性や気配りをも体得すべき理由とは?

 

自ら考え、動いていく姿勢はとても大切です。1を教えることで、それをもとに自ら動いて10まで吸収する人と、1による成果しか生まない人。どちらが重宝されるかははっきりしています。

 

それでは、課外活動の中で、どのように自ら考え動く力を磨いていくのか、なぜ能動性が大切なのかを感じていただく一助として、私が経験した事例を説明します。

レシート抽選会のシフトから磨かれる能動性や気配りとは?

 私が所属していた委員会の中では、レシート抽選会を行ったことがあります。レシート抽選会とは、特定の店舗で買い物をしたレシートを学生委員が運営する抽選会のブースに持参すると、金額に応じてガラガラを所定回数まわせるというものです。

 

抽選会のブースは3人体制です。

 

この抽選会のブースでは、たいていの場合自然に分業が生まれます。レシートをもらい合計金額を数えてガラガラを回せる回数を決める人、ガラガラをまわしてもらい景品を渡す人など。

 

あるとき、一度にレシートを何十枚も持ってくる人がいました。レシートを受け取った学生委員1名が数え始めましたが、抽選ブースはその時非常に混雑し、何組かが列をなして待っていました。

多くレシートを持ってきた人の合計金額を数え終わるのに非常に時間がかかり、ガラガラを前の人がまわし終わっていて空いているのに、まだレシートを数え終わるには当分かかりそうです。

 

このとき、もしあなたがこのブースに入っていたら、どうしますか?

 

大変そうにレシートを数えている仲間を隣で見ていますか?

手伝うと言ってレシートをいくらかわけてもらいますか?

それとも、次に並んでいる人のもとへ行って、レシートを数えますか?

 

状況によりとるべき行動は異なるかもしれません。まだ多くのレシートがたまっている場合は、数えている相手に声をかけ、自分が数えることを提案し、残りのレシートのうちどれを数えるかを確認し合ってもよいでしょう。

 

しかし、次に並んでいる人が持っているレシートの枚数が明らかに少ない場合は、さっと走り寄り、数えて先に引かせてあげるのもよいかもしれません。

 

またレシートを数えている仲間が、レシートを金額ごと(たとえば1000円ごと)にかたまりを作って数えている場合は、その旨を共有して、どこまで数えたかを確認しあって…と分業によってかえって手間がかかる場合も想定されます。

 

その場合は、次に並んでいる人に走りより、レシートをさっと数え、合計金額や引ける回数を控える、あるいは先にガラガラを回させてあげることで、時短になります。

 

文章で状況を説明すると長くなりましたが、この時に求められるには、周囲の状況を捉えた上で最適な判断を素早く行い、自身が素早く動くという「判断力」と「能動性」です。

 

残念なのが、「大変そうにレシートを数えている仲間を隣で見ている方」がそれなりに存在するということです。

 

ここまで読んでみれば、率先して他の人を助けるなり、列に並んでいる人のレシートを数えるのは当たり前ではないかとも思えます。しかし、それを自然に実践できる方はすべてではないのです。

 

いうなれば「立っているだけ」のこのような方に、私は問いたくなります。

 

「なんのためにこの委員会にいるの?」と。

 

こうした場面であっても能動性と気配りを行うための鍛錬です。事務的に、来たお客さんに対して対応するという「単純作業」ではありません。

 

ちょっとボーっとしていただけのことも当然あるかと思います。そんな細かいこと、と思われる方もいると思います。しかし、そのような小さな配慮もできない方、ないしは馬鹿にしている方に、他者を喜ばせる高度で繊細な配慮などできるとは到底思えないのです。能動的に動き、気配りができる人とは思えないのです。

 

そして、このような「立っているだけ」の方に限って、委員会活動が
「無給」で
「つらく」
「時間をとられ自分の時間がなくなる」
「無意味な活動」
と揶揄し、馬鹿にしています。

 

 

現実には、
「立っているだけ」
「何も得られない」
「無意味な」
活動を自分自身で作り上げ、しかもマイナス換算して自身の頭脳にインプットしているのです。
能動的に動く方と、「立っているだけ」の方。委員会活動を引退する頃には相当な差がついていることでしょう。

 

この例からうまく伝わったか分かりませんが、もっと周囲をよく見て、必要なことは何かを考えて、最適な判断を下して、自ら率先してそれに見合うように動くことの大切さを少しでも感じていただければと思います。

 

日常から自然に能動的に動く方もいれば、苦手な方もいると思います。苦手な方は「できる人」の様子を観察し、見よう見まねで覚えていくことをしてもよいでしょう。

 

また、バイト先やインターン、ないしは委員会でもそのような点を指導できる方がいるなら、積極的に関わり、よい「成分」を盗みましょう。

 

また苦手な方は、苦手なことをできるようになるための課外活動です。むしろ、あなたが大学で成長できる要素を今はっきりと自覚したことになります。喜ばしいことです。意識して、自然にできるように、自然に練習を積んでいける日常を送りましょう。

 

学生だけの団体では、仕組みが整っていない、優れた指導者がいないことも多い分、このような自発性や能動性、配慮が数多く求められると思います。自然に鍛錬ができる場を活用していきましょう。受動的では得るものはありません。