未来と世界へのプラス

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大学生が自分が何を成し遂げたいか、自分の軸を定めるべき理由とは?

 

小さな経験や気づきから自分自身が見えてくるという経験を積み重ね、自身の興味関心を深め、着眼点を増やしていくと、やがては自身が何をしたいかや、何に向いているかが見えてきます。

 

そしてその集積があると、自分自身が何をテーマにして生きていきたいか、どんな社会を作りたいか、そのためにどのようなことに貢献していきたいかという、より大きなテーマも見えてくるかもしれません。

 

例として恐縮ですが、私自身についての場合を書きます。

 

私の場合は、活動の中で多くの資料を作る中で、自分が文章を書くのが好きだと、分かりやすい資料を作るのが好きなのだと実感しました。

 

また、企画に携わってきた経験を通じて、多くの方に自分が経験したこと、得たこと、やりがい、気をつけるべき点、学べること、注意点などを「教える」ことが好きなのだと、

そして何かを
「発信すること」
「伝えること」にやりがいを見出すのだと、見えてきました。

 

自身の学びとして、「他者への伝え方」もありました。

 

伝えることを通じて、相手の人となりを見てから、その人に確実に伝わるように伝えたいと考え、そのための工夫を考えるようになりました。

 

 

何かを伝えることは難しいことです。
SNSで長文を送るのか
Wordにまとめて送るのか
電話にするのか
直接話をするのか

 

といったことから、

どんな図を書くか
どんなグラフにするのか
文字にするのか
どんな事例を選ぶのか
また

相手が理論派なら理詰めで話し
相手が難しい話が嫌いな子なら感覚に訴えるようにする

といった配慮まで、さまざまな種類、次元での配慮があることを感じました。

 

意外に思っていることは伝わらないものです。頭で分かってくれても行動しない、ということもあります。

 

伝えることを通じて、周囲にプラスの影響を与えること、自身が属した組織において言えば、その「発信」を通して、前向きに活動できる、実りのある活動ができる一人一人を、組織を作り上げていくことに、大きなやりがいと喜びを覚えました。

 

そのため、モチベーションを見出せない人、活動に後ろ向きな人に対して、その人の人柄や性格、考え方や好みを観察する。

 

それをもとにその人に合わせた形で組織に対する役割を「伝え」、学びやその人なりの課題とともに着眼点を「指し示し」、前向きな一人一人、プラスになるよう活動を活用していける一人一人が組織の構成員となるよう、陰ながらサポートをしてきました。

 

うまくできないときや、伝え方が強すぎる場面も多々ありましたが、それが自身にとっての役割であり、貢献できる強みであり、自身の好きなことや適性を活用するための場であると思って取り組んできましたのです。

 

「前向きに取り組める一人一人を、組織を作る」というのは自分なりのテーマの一つ、軸の一つとなりました。(ほかにもありますが)

 

それは、たとえ職業選択に直接的に活かすかは別として、自身の人生でのテーマになり得ることです。

 

私の例は少し特殊だったかもしれませんが、活動の中から自身を発見し、アンテナの感度を高めて取り組んでみると、自分自身についてのテーマや、軸が見えてくるかもしれません。

 

自分の強みや弱み、組織の中でどのように貢献してきたか、どんな役割を担ってきたか、何を成し遂げたか、自分にしかできないことは何か。これらが見えてくると、自分自身の生きる軸を見つけることも可能になるかもしれないのです。

自分の軸を見つけることに何の意味がある?

 活動の中でのやりがいなんて、そんな小さな気づきや学びなんて正直どうでもよい。自分は純粋に皆との活動を楽しみたい。そんな方もいることでしょう。

 

「そんな学びが何に役立つのか。正直めんどくさい」

 

そうした思いを感じる方もいることでしょう。それはそれで個人が何を大切にするかです。違ってよいものです。

 

ただ、「学びを得ることが無意味だ」「なんの役に立つのか」という思いを抱く方に対して、少し反論させていただきたいと思います。

 

「学びを得ること」「自身の軸」は、自分自身が何に幸せを感じ、何に喜びを感じるかを指し示し、自分が存在する意味を導いてくれるということです。簡潔に言うと、幸せの要素となりうるということです。

 

小さな組織でも大きな組織でも、自分が何を大切に、どんな問題意識を持って、どんな思いで活動に取り組んだか。どんな組織にしたいと思い活動してきたのか。

 

これらをしっかり見出し感じ取ることは、自分自身が今後どのように生きていけばよいか、どのような仕事でどのような成果を生み出していきたいか、何を大切にしていきたいかにもつながってきます。

 

ここでいう「どのような仕事で」とは、部長とか課長といった役職や、経営者やケーキ屋さん、ホテルマンといった職業の場合もあるかもしれませんが、それよりも自分が働く「軸」を感じるという点の方が大きいのではないかと思います。

 

軸とは、たとえば以下のようなものを想定しています。

 

組織の中でモチベーションが下がり、その現状が嫌で、自分が必死にモチベーションを高めてきたという人なら、モチベーションを高く、前向きに人々がやりがいを見出して働ける社会を作りたいと考えるかもしれない。

 

人を楽しませ、人と話し、ちょっとした配慮や繊細さで喜ばせることに喜びを見出すなら、人々をおもてなしで幸せにする仕事がしたいと考えるかもしれない。(もちろん他のやり方もありますが…。それはその人なりにできるやり方を模索すればよいのです)

 

後輩を育成し、教えるのが楽しく、人を見て人材育成することに楽しさと喜びを見出すなら、未来を作って行く人材を育てる仕事がしたいと考えるかもしれない。

 

学生団体での活動から、組織の非効率さ、分業のあり方などについてもの申し、より効率のよいマネジメントや仕組みを考えることに喜びを見出すなら、一人一人の強みを活かして強い組織を作っていく仕事がしたいと思うかもしれない。

 

軸は大きなものから小さなものまであります。

 

ピンと来ない方もいるでしょうか。より「実用的」な話をするとしたら、就活があります。

 

就活や、転職先でも志望動機を必ず聞かれます。なぜこの業界にしたのか。なぜうちの会社にしたのか。なぜこの職種に就こうと思ったのか。

 

自身の向き不向きを考えることも大切ですが、自身の経験や過去に感じたことを混ぜながら、

 

「自身はこんな強みを持ち、それをこの仕事に活かしたいからここを志望した」
「こんな社会を作りたいからこの仕事により貢献したい」

 

といった思いを持つことも大切ではないでしょうか。そして、その方が説得力があります。

 

その理由を説明するために、自身の過去の経験がない以外の志望動機について考えてみたいと思います。

 

新聞記事やネット、書籍などの情報を参考に、
「この仕事に興味を持った」
「面白そうだと思った」
「チャレンジしたいと思った」
「必要とされる仕事と感じた」
「手に職」

 

などを志望理由にすることもよいでしょう。

 

しかし、それらは自身の経験に惹きつけられていないことから、根拠のない未来視点に陥りがちです。未来視点とは、興味を持って「面白そう」「必要とされるであろう」「手に職」の状態になるのは、「未来である」ということです。

 

当たり前ですが、「未来」のことは不確実で、どこかよそよそしく、他人事にも聞こえます。それを説明するには、「過去」に起こった「自分ごとの確固とした根拠」が必要ではないかと思います。

 

なぜなら、本当に「面白そう」だから「面白い」かは分かりませんし、「必要とされる」その仕事は「あなた」がそれをやる意味について何も説明していないからです。

 

そこで、大学時代の経験を引き合いに出しながら、次のように説明する方が、まだ根拠が明確ではないでしょうか。

 

「冊子作りを積み重ねてきて広報物に興味を持ち、広報物が面白そうだと感じ興味を持った」

 

「必要とされる仕事で、私はこんな経験を通して得た強みがある。貢献することにもやりがいを持っている。だからその強みを活かして、必要とされているこの仕事に貢献したい」

 

自分の経験や価値観、積み重ねてきたものが、就活で求められているのです。

 

そして、面接を突破するだけのためでなく、本当に思っていることは、就職後もあなたを支えて、毎日自分の軸を大切にしながら、

 

「あなただからこそできるプラス」
「あなたの強みがあるからこそ貢献できること」
「軸に沿って仕事をしているという確かなやりがいと達成感」

 

を感じ取ることができます。

 

就活で何もないところから必死に志望理由を絞り出すよりも、少しでもネタがあった方がよいでしょう。

 

ですが、単にネタを作ろうという「短期実用主義」ではなく、長い期間、自分を支えてくれる「自分らしさ」や「自分が大切にするもの」を持って、仕事に取り組む方が楽しいと思います。

 

仕事で「軸」を生かさなくても、ほかの道で活かす道もあるでしょう。

 

自身が経験してきたこと
感じたこと
大切にしている思いを深掘り
自身がそれまでに成し遂げてきたこと
貢献してきたこと
組織の中で確立した強みや役割

 

以上のようなことは、やがては
自身がどのような社会を作りたいと思い
どのような仕事をし
会社やその他団体でどのように貢献し
どのようなやりがいを見出し
どのような軸で
どのようにキャリアを積んで
何を成し遂げたいか

そして現実に何を成し遂げるかにつながっていくのではないかとも思います。

 

プラスの能力を最大限に引き出し、自身の役割を全うする喜びを感じられる一人一人が増えていけばよいと思います。

 

「あなたの仕事はなんですか?」と聞かれた大人の方からは、「○○会社社長」「SE」「営業職」などと答えが返ってきそうですが、私はもう一歩踏み込んで聞きたいところです。

 

「○○会社社長」として何を成し遂げましたか?どんなプラスを生んできましたか?「○○会社社長」のやりがいはなんですか?社会的にどうなりたいですか?(地位や名誉もそれ以外も)

 

これらを問われた時、言葉を選び少し詰まりながらも、しっかり言う内容を持っており、言い方に迷うレベルくらいではありたいと思います。まったく言うことがないのも、なんだかむなしいと思うのです。

 

大学生ならば、以下のようなことを考えておけるとよいのではないかと思います。

 

学生団体で、大学生活で、何を成し遂げましたか?何を生み出しましたか?どのように貢献しましたか?社会的にどうなりたいですか?これまでの経験を踏まえて何をなしとげたいですか?どんな仕事をしたいですか?

 

なかなか答えが出るものではないかもしれません。言うことがない…、という方もいるかもしれません。ですが、何かに打ち込み、経験を積み、活動の中で感じてきたことがあれば、それらから導き出すことができるかと思います。

 

「言うことを作るために」では苦しくなりますので、自然に、自身の大学生活から語れることを作れば良いのです。何かに打ち込み、経験を積み、プラスを引き出し続けていれば、自然に材料も出てくると思われます。

 

軸を作るための大切な課外活動や日々の積み重ねを、大切にしてほしいと思います。