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農学を学ぶ意味とは?農学のメリットを解説

 

今回は、農学を専攻した方に、農学を学ぶメリットとは何か、を寄稿していただきました。参考にして下さい!

農学の講義内容とは?

農学の授業での講義内容は大学の裏の畑で一から野菜を育てるというもの。私自身これまで野菜を自分の力で本格的に育てた事はありませんでした。

スーパーに買い物に行けば売っているのが当たり前、お金さえ払えば好きな野菜が簡単に手に入る。ほとんどの人達がこういった思考回路をお持ちのはずです。

しかし、今、20代、30代の若者に求められているものは消費者になるよりも生産者になるためのスキルを身につける事だと思います。

その事に私は農学を通して気がつかされました。野菜を一から育てる事はとにかく大変です。雑草が生えれば毎回綺麗に掃除をして、虫がたかればネットを被せたり薬品を撒いたりしなければなりません。

農学を通して感じた楽しさ

私は初回の講義で、正直つらいなと感じてしまいました。今までは何の苦労をする事もなく野菜を手に入れる事が出来ていたのに、何故こんな大変な思いをしてまで野菜を作らなければならないのか。

周りの受講生達も正直気だるそうな態度で講義に取り組んでいました。しかし、私は5回目の講義である環境の変化に気が付きました。それは、周りの受講生の顔が笑顔とエネルギーに溢れていた事です。

それは、自分自身にも当てはまる事でした。「お前、最近楽しそうだな」、「野菜一から作るって大変だけど楽しいよね」このような会話が受講生同士でされるようになりました。

私は生産する事の楽しさに気が付いた時、そこから発生するエネルギーが大きな意味を持つと思います。もし、自分自身が生産する事の楽しさや喜びに気がつく事ができなければ、その人の価値観はとても狭く寂しいものになってしまいます。

だからこそ、若い大学時代に農学などを学び自分の手で何かを生産する喜びに触れる必要があります。

農学を通して多くの人とつながる

 そして、私は農学を受講していく中でもう一つの事に気が付きました。それは、生産する事を通して人と人とが強く繋がるという事です。私が受講した農学は学科や学年、コースやゼミなどは一切関係なく、大学構内全ての人がランダムに集まるものです。

ですから、当然周りには知らない人達ばかり。私も当然、知り合いは一人もいませんでした。講義の当初はほとんどの人が誰ともコミニュケーションを取る事もなく、ただ黙々と野菜作りをしていました。

しかし、コミニュケーションの不足は様々な問題を生みます。疑問があっても聞く人がいないから自己流で解決する、自分がどこの作業をやっていいか分からないからとりあえず端っこで雑草を抜いておく。なので当然、失敗と作業効率の低下に繋がります。しかし、ある時、農学の先生がこんな事をおっしゃいました。

いい野菜を作るには成長が不可欠

「野菜を育てるのは君達だ。だけどいい野菜を育てるには君達自身も成長しなければならない」。この言葉から皆のコミニュケーションに対する姿勢が少しずつ変化していきました。

疑問があれば誰かに聞き、一人では困難な作業があれば周りに助けを求める。すると、講義の雰囲気がとてもよくなり皆、生き生きとした表情で野菜作りに取り組むようになりました。私も、その事がきっかけで仲のいい新しい友達が出来ました。

私は集団で何かを生産する事が、自分達の成長に大きく繋がり、人と人の絆を強く結ぶものだと思います。私は農学を通して、この事を強く教えられました。

 


 そして、講義の最終回。皆で育てた野菜でピザを作りました。そのピザの味は今でも忘れられません。周りには感動して泣いている人も大勢いました。私も少し涙目になっていたと思います。農学は私に生産者になる事の重要性、人と人との繋がりの大切さ、そしてなにより、生産する事の喜びと楽しさを教えてくれました。ですので私はこれからも生産者としての仕事を信頼できる仲間達としていきたいと思います。農学は若者に今後の人生において重要な事を多く教えてくれます。