未来と世界へのプラス

大学生が成長し、少しでも前向きで充実した毎日を送るための情報をお届け!

美学とは?美学を勉強するメリットや意義は何?

 

美学とは美の本質や構造を、その現象としての自然・芸術及びそれらの周辺領域を対象として、経験的かつ形而上学的に探究する哲学の一領域であり、森鴎外により「審美学」という訳語が与えられたものとして広く知られていることもあり、現在では美学と呼称されています。

 

端的に言うならば、美の本質・原理などを研究する学問のことを指すとされています。

 

美学を学ぶ意義とは?

 

そんな美学を大学生が教養として勉強することによる意義とは何なのかについてお話させていただきたいと思います。

 

美学を通して様式美を学ぶ

 

まず、最初に言えることは、美学と一言で言っても、さまざまな様式美を兼ね備えているということです。

 

具体的には、滅びの美学もあれば、ビジネスの美学もあり、それを美しいと捉えるかどうかは、そのときの政権や国、時代によってさまざまあります。

 

価値観の多様化が叫ばれる昨今であるからこそ、温故知新の美学を知り学ぶということは大変重要なこととなります。

 

たとえば、美学として散りゆく武士の切腹などは典型的なものと言えます。惨めな立場で朽ち果てて、後世に汚名を残すくらいなら、美しくも儚く散っていくことを徳とし、良しとする価値観はなかなかほかには見られないものです。

 

ほかにも、鶏口牛後のように、牛のしっぽよりも鳥のくちばしになれ、すなわち、大きな組織の末端のではなく、小さな組織のトップでいなさいという意味の四文字熟語もあります。

 

これも、すでに美学として考えさせられるものと言えると思います。

 

 

ほかにも、人生におけるターニングポイントであったり、節目、究極の選択が迫られるときに、美学によってその選択をするという歴史上の人物はたくさんいました。

 

だからこそ、そういった極限状態にある人間の精神世界・思考を学ぶことによって、美学の片鱗を垣間見ることができるのです。

 

 

そういったことを大学生のうちに学ぶということは、ある意味では社会を知ることにもつながります。

 

美学は知識として役立つの?

もちろん、知識として、長い人生で必ずや自分にも訪れる運命の時に、勉強した美学の知識や考え方が役立つときが来るはずです。

 

三島由紀夫という作家も、美学に関する著作を執筆していますが、彼の最期などは本当に壮絶なものでした。彼から学ぶことはたくさんあると思います。

 

三島由紀夫にも影響を与えたと言われている、旧五千円札にも印刷されていた、新渡戸稲造も、武士道という美学についての著書を残しています。

 

日本人にとって、切っても切り離すことのできない価値観が美学であるという言い方もできないわけではありません。

 

 

今どきではありませんし、なかなか若い方には受け入れ難い概念では有るとは思いますが、若い内にそういった美学に触れておくということはまさに世界の縮図との対峙ができる大変有意義な体験となるに違いありません。

 

産業界で言えば、アップルを立ち上げたスティーブ・ジョブズであったり、日本マクドナルドを立ち上げた藤田田、HONDAの本田宗一郎といった実業家も、それぞれ自らの信念に基づいて行動し、成功を収めたわけですが、彼らにもそれぞれの美学がありました。

 

すなわち、美学には、生き抜くための術であり、よりよく生きるためのヒントが隠されているといっても過言ではないのです。

 

したがって、美学という学問を教養として、大学生という若い世代の方が個々の伸びしろのあるうちに、吸収し、自分自身の感覚・感性でもって理解し、解釈するということは、大変重要なことであり、そういった意味において、大きな意義があると言えます。