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財務分析の重要性とは?メリットとは?何のために財務分析を学ぶのか?

 

財務分析とは?財務分析を学ぶ意味とはなに?メリットとは?

この記事では、財務分析を学ぶ意義を考えてみます。

財務分析とは?なぜ重要か

大学の経済学部などで学ぶ科目としては、マクロ経済、ミクロ経済、経営学などがありますが、その中でも財務分析論は、卒業後の仕事にとっては有益で不可欠な科目です。

現代経済の主なプレーヤーは企業活動、個人消費、政府部門ですが、その主役は最も多くの付加価値を作り出す企業であることに異論はないでしょう。従って企業を分析することは経済の動きを知るうえで重要です。

企業分析には財務分析は欠かせない

企業を分析するには、財務分析が役に立つツールです。財務分析は、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の3つのデータで行います。損益計算書では、一定期間で売上、利益をどれだけ稼いだか、費用はどれだけかかったか、その結果利益率はどう変化したか、などが分かります。

また部門別に開示していれば、どの部門が収益源か、利益率が上がっている部門、下がっている部門はどれかも分かります。これらはフローの面からみた分析です。

フローの変化がストックに積み重ねられるのが貸借対照表

このフローの変化がストックに積み重ねられるのが貸借対照表で、ここでは、資産をどう運用しているか、設備投資、長短期の証券投資、現預金はどの程度保有しているか、一方資本・負債勘定では、借入金、自己資本のバランスがどうかなどを見ます。

キャッシュフロー計算書とは?

さらにキャッシュフロー計算書では、資金の流出入がわかります。損益計算書で見た利益や減価償却費など企業が稼ぎ出した営業キャッシュフローから、設備投資、証券投資などの投資キャッシュフローが支出され、その差額がプラス(余剰)であれば、配当や自社株買いに充て、マイナス(不足)であれば借入金、増資や社債発行などで資金調達するという財務キャッシュフローで補うものです。

 

このような財務分析を5~10年と長期にわたり分析すると、企業経営がどう推移しているか、上向いているのか、悪化しているのか、同業他社比較すれば、どの面が勝っているのかあるいは劣っているのかなどが明らかになってきます。

財務分析による企業経営の見方

また、財務分析を深めていけば、その原因はどこにあるのかに迫ることができます。
知りたい会社が上場会社であれば、各社のホームページにIR(インベスターリレーション)という投資家情報として、決算短信(年間、半期、四半期)やアニュアルレポート(年次報告書)が数年分は掲載されていますので、いつでも閲覧できます。

財務分析を学ぶことで見につく思考法、ものの考え方とは?

こういう財務データを分析していくと、常にどういう変化があるのか、その原因は何かということを意識しながら、数字を見ていく態度が身につき、物事を分析的にみる考え方が養われます。従って、世の中の変化、経済社会の動きも常になぜそうなのか、どう捉えたらいいのかという意識で見る癖がつきます。

財務分析を実践してみると見えてくる

従って、大学の財務分析論で基礎知識を学んだら、それを上場企業の財務分析で実践して、何社も具体的に1社の時系列比較、同業3社の比較分析などをやるのがよいでしょう。

今や日本企業より米国企業の方が企業経営はダイナミックです。例えばいま注目のGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)をみると、高シェアを背景とした利益率の高さに驚かされます。これで多額のキャッシュフローを稼ぎ出し、設備投資も自動車などの製造業ほどの金額が必要でないので、余った資金は配当と自社株買いに充てるという行動に出ています。

高収益会社のなかには配当金額を上回る自社株買いを毎年行っている会社もあり、この点は日本企業とはけた違いです。日本企業もようやく見習い始めていると思います。

大学生が就活の時、この財務分析の力を身につけていけば、自分が入社したい会社を深く分析し、会社訪問時には鋭い質問で自分をアピールできるのではないでしょうか。いまの大学生にとって財務分析力は大きな武器になることは間違いないでしょう。