未来と世界へのプラス

大学生が成長し、少しでも前向きで充実した毎日を送るための情報をお届け!

学生団体・サークル・委員会…その他学生の組織の楽しさとは?

 

 

学生の組織は、生産性が低いものです。

 

はじめての経験ばかり、効率のよいやり方を実践しない、ミーティングでの議論の論点はズレ、非常識な行為ばかりで、遅刻は平気でしてくる、雑談ばかり、高みを目指せずに馴れ合いで終わる場面も多く見てきました。

これらは大人の企業では許されない行為です。徹底して「利益」を追い求める企業は、少しでも少ないコストで、最大の成果を実現しようとします。「数字」に目を光らせるのが特徴です。

 

しかし、学生だけの組織ではそれがありません。おしゃべりしながら、和気あいあいと何かを行える場面も多いはずです。自然にお互いの強みも弱みも理解し合い、仲良くなろうと思えば仲良くなりやすい環境にあります。

 

大人社会で存在する「駆け引き」やずるさ、計算も含めての人間関係の要素は薄く、純粋な同年代の距離の近さ、目線の近さと共同体意識で絆も深まりやすいのではないでしょうか。多くの人との出会いがあり、関わりがあるのです。

 

給与も出ないかもしれませんが、もし給与が出るとしたら、活動場所から会話が減り、やりとりが減り、ビジネスライクな大人社会に近づき、もっと徹底的に利潤を追求しろ、黒字にならない企画はなくせ、といった制約が増えることになります。

 

それらは学生だけの組織の強みや楽しみをつぶしてしまうことです。学生主体で運営する組織には、金銭化されない貢献や成果を組織的に生み出し、自分たちにとっても多くのお金にならないメリットがあるといった良さがあります。

 

馴れ合いは嫌われますが、肩肘張らずに絆を育み、本音で話す場面も増える場は、考え方によっては非常に必要とされ、価値のある有意義な場にもなるのです。

 

皆で企画を作り上げることも、とても楽しい経験です。「あーでもない、こーでもない」と議論し、必要な点はなにかを自分たちで考える。

 

ルールも、班編制も学生だけでまわす。社会人として働いた経験もノウハウも知識もない学生達(気を悪くされたらすみません。社会人経験の長い大人に比べればという意味です)が、多く失敗もし、迷惑をかけあい、支え合い、非常識な行為もしあい、ときにつらくもなりながらも必死に穴を埋め合い、自発的に動き合い、試行錯誤し合います。

 

それらは大変な分、とてもやりがいもあり、自発性が身につき、自身が鍛えられる行いです。価値ある経験です。

 

私にとっては、企画本番や前日のドタバタも後から考えればよい思い出です。想定外のこと、急に決まること、急なトラブル…。それらに直面し、変更後の案を考え、素早く必要に応じて判断を下し、何もなかったかのように「善処」して、参加側からすれば平和であり続ける。けど裏では企画メンバーが走り続けている…。

 

ビジネスでなく、自然にやりとりができる環境があるからこそ、皆で一つのものを作り上げるやりがいや喜びは大きなものです。

 

自己満足に思えるかもしれませんが、取り組んだ後の達成感や感触を味わえば、自己満足などとは思わなくなると思います。

 

「オン」の時間と、学生ならではの「オフ」な面からも多くの価値ある経験ができる。それが学生だけの組織の強みであり、魅力であると私は思います。

 

活動の良さは、実はひたむきに行ってきたその後に見えてくることも多いものです。自分なりの課外活動の充実のさせ方や楽しみ方、意味があると思います。

 

取り組んでみて、活動を終える頃には、「私はここでこれをした」と喜びとともに言えるようなことが、一つでも増えるとよいなと思います。

 

 

 

現実はもちろん大切です。自分の夢や思い描いたことは現実になることばかりではありません。しかし、大きな夢や希望を持った上で現実を見て向かい合っていくのと、はじめから現実の悪さに目が行き「愚痴」「不平」「不満」にあふれ、目の前のタスクに追われて、視野が狭くなりイライラした生活を送ることは、自身にとって大変損なことです。

 

人生をもっと楽しく、前を向いて生きていきたいとは皆が思っているのに、多くの人が、愚痴や不平不満、他者の悪口にばかり意識を向け、花を咲かせています。

 

そんなことでは、組織も、自身が属しているその他コミュニティでも、雰囲気が悪くなり、生み出す成果も小さくなり、そこで過ごした時間から自分が得るものも減ってしまうでしょう。悪循環です。

 

大きな野望を思い描く人は、「小さな間違い」や失敗など気にしません。感情がないのでなく、よりプラスなことを考え、実行していきたいと考えるからだと思います。

 

たとえ成熟した大人になっても、いくつになっても、どんな状況が悪くなっても、「大きな」ことを考えていくことは、とても大切なことです。